【セカオワFukaseの見事なサイコパス演技！】キャラクター

先日、キャラクターを鑑賞してきました。

キャラクター　(2021)

キャスト　菅田将暉/Fukase/高畑充希/中村獅童/小栗旬　他

連続殺人事件、サイコパス、猟奇的殺人などが大好物な私にもってこいのストーリー！描いてはいけない人を、漫画の主人公にしてしまった事で人生が狂い始めるという内容。

あらすじ

漫画家のアシスタントをしている山城圭吾(菅田将暉)は、画力は高いが、お人好しな性格のためか悪役をリアルに描けない。ある日、圭吾はスケッチに訪れた一軒家で、殺害された家族と犯人(Fukase)の顔を見てしまう。圭吾は犯人をモデルにキャラクターを創り上げ、ついに売れっ子漫画家になるが、漫画をなぞるような事件が次々と発生。そして、犯人の男が圭吾の前に現れる。

殺人犯役のFukaseさんはなんと初演技だそうです。演技がとてつもなく上手いわけではないんですが、それが逆にリアルというか、素でサイコパスなんじゃ？と思わせる演技でした。特に、初めて登場したシーンが印象的でした。菅田将暉演じる山城圭吾が、犯人であるFukaseを発見するシーン。ゆっくりと、首をゆらゆらさせながら振り向く犯人。殺人を終えたばかりで、アドレナリン放出されてる殺人犯ってこんな感じなんかな、と思わせるほどゾクっとしました。

原作は無く、映画公開より少し早く小説が発売していたので購入してみました。途中まで読んだんですが、なかなか進まずそのまま放棄。

やっと時間が空いたので映画館に足を運びましたが、小説よりもやっぱり映像化されている方が犯人のサイコパス感が見えて私は好きです。ただ、小説は映画と結末が違うみたいなので、また読んでみたいと思います。

映画終盤は何度かビックリするシーンが重なり、ドッと疲れました。殺人現場や、殺し方など割とリアルに映像化されているので、苦手な方は注意が必要かもしれません。

私みたいに連続殺人事件やサイコパスものがお好きな方はきっと満足できる作品だと思います！まだご覧になっていない方は是非見てみてください。

【全裸で走り回る最恐婆さん】ヴィジット

先日、Amazon prime物色中にふと目についたパッケージ。

ヴィジット　(2015)

監督　M・ナイト・シャマラン

過去に見たような、見てないような。完全に内容を忘れていたので再度鑑賞しました。

「シックスセンス」や「サイン」を制作した監督の作品というだけで期待値は爆上がり。さらに興味をそそる、守らなければいけない３つの約束。「楽しい時間を過ごすこと」、「好きなものは遠慮なく食べること」、「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」

何それ、おもろそうやん！と興奮気味で鑑賞。

あらすじ

休暇を過ごすため田舎にある母方の祖父母の家を訪れた姉弟は、優しく穏やかな二人に歓迎されるが、三つの奇妙な約束を伝えられる。楽しい時間を過ごす、好きなものは遠慮なく食べる、そして夜9時半以降は部屋から出てはいけないという内容だった。しかし、夜に変な気配を察知し起きてしまった姉弟は、恐怖のあまり約束を破ってドアを開けてしまい……。

結論を言うと、面白かったです。

だんだんと豹変していくお婆さんがとても恐くて、トラウマになりそうでした。

ただ、私的にこの３つの約束ってあんまり関係なくない？と思ってしまったのですが、皆さんはどうでしょうか？

強いて言うなら「夜9時半以降には部屋から絶対出ないこと」は理解できます。9時半以降は裸の婆さんが部屋中を走り回ってますから。どんなにトイレに行きたくても、私なら9時半以降は絶対部屋から出ません。裸の婆さんはトラウマもんです。

お爺ちゃんとお婆ちゃんの様子がいよいよ変だと気づいた姉弟が、離れた場所に居る母親にテレビ通話で助けを求めるシーン。なるほど、そういうことね！と。ゾクっとまではいきませんでしたが、昔流行った意味がわかると怖い話を聞いた時の様な感覚になりました。

訪ねてくるご近所さん達の「病院で大きな事件があった」的なセリフ。見終わった後に、そこに繋がるのかと気付きました。小さな伏線がちょこちょこあるので、さすがシックスセンスを作った監督やなーと妙に感心しちゃいました。

まだご覧になっていない方は、ぜひ最恐婆さんを体験してみてください！

こんな風になるかもよ。

※2021年6月時点Amazon primeで配信中

【ご挨拶】永遠に美しく 1992年

記念すべく初めての記事はまずご挨拶から失礼します。momoと申します。

両親の映画好きのDNAを受け継ぎ、その結果映画館スタッフとして数年過ごし、今は接客業をしながら週２日ほどの休みにだらけながら映画を見る時間に幸せを感じている私です。

さっそく、私の大好きな映画をご紹介します。

【永遠に美しく】

1992年公開

監督　ロバート・ゼメキス

キャスト　メリル・ストリープ/ブルース・ウィルス/ゴールディ・ホーン他

初めて見たのは小学生の頃だったと思います。友達のおばちゃんに勧められて見た映画。子供ながらに衝撃を受けました。特にこのシーン。

ショットガンで撃たれてぽっかり空いたお腹の穴。それでも生きている脅威の生命力には度肝を抜かれました。まだ自分のお腹に穴が空いてる事に気づいていません。んなアホな。

メリル・ストリープ演じるマデリーンと、ゴールディ・ホーン演じるヘレン。二人の女性が永遠の美しさ欲しさに、怪しげな秘薬を高額で購入し手に入れた昔のような若々しさ。しかし、二人が飲んだ秘薬は決して衰えぬ永遠の美を実現する代りに「どんなに傷ついても永遠に死ねない体になる」という恐るべき代償を秘めた不老不死の薬だった。というお話。

子供ながらに「そこまでして、綺麗でおりたいもん？」なんて思ってましたが、３０代に突入した今なら痛いほど理解できます。

そして「このおっちゃん、頼りない男やな。」と見ていた人が、まさかあのなかなか死なない男で有名な「ダイハード」のブルース・ウィルスである事はつゆ知らず。大人になってから、豪華キャストである事に気付きました。

このブルース・ウィルス演じるアーネスト、すぐ浮気するし、唆されるし、逃げ出すし、ダメ男の代表って感じ。この映画に出てくる唯一のまともな人間なんですが、何故か全然応援できないんですよね。共感してくれる方、きっといるはず！

余談ですが、今でも活躍し続けるメリル・ストリープ。現在７２歳だそうですが、まだまだお美しい！

ゴールディ・ホーンは７５歳！昔のチャーミングな笑顔はそのままで安心しました。

とにかく、怖くておぞましいシーンがいくつもあるのにクスッと笑いながら楽しめちゃう、素敵な映画です。こういうブラックコメディは自分的にヒットする映画がなかなか無い！とてもおすすめ作品ですので、まだ見た事がない方は、ぜひご覧になって下さい。

※2021年6月現在Amazon primeで配信中です。