【ハイクオリティの韓国ゾンビ！】新感染半島 ファイナル・ステージ
新感染半島 ファイナル・ステージ
2021年公開
【新感染 ファイナル・エクスプレス】から４年後を舞台にした作品です。最近では、韓国のゾンビ映画のクオリティがとても高いと評判ですが、【新感染】【キングダム】【#生きている】など、話題になった作品が沢山あります。
今作品は、パンデミックから４年後。香港に逃げ延びたジョンソク(カン・ドンウォン)が、大金を積んだトラックを回収するため、廃墟と化した半島に戻ります。半島に戻ったジョンソクが目にした看板には、皮肉にも『健全で安全な国』の文字が書かれてありました。
前作ではパンデミックが起こり始め、正気を失う人達の「人間の嫌な部分」や、子供を守ろうとする大人達の「家族愛」などが描かれていました。今作でも、廃墟と化した半島で縄張りを張る631部隊という「悪」の部分や、子を守る親の「家族愛」がしっかりと描かれていました。
なんと言っても、主演のカン・ドンウォンが素敵なんですよね！口コミを見ても、『カン・ドンウォンがイケメンすぎる！』『カン・ドンウォンめっちゃ格好良い。』などの意見がとても多かったです。
見どころなのは、ジュニとユジンという姉妹の華麗なカーアクション。華麗なテクニックでゾンビの群れに突っ込み、ひき倒すシーンは見ていてスカッとします。子供離れした度胸とテクニックでゾンビをやっつけていきますが、ラストの母を助けたいと懇願する姿は、ただの8歳の女の子になっていて、そのギャップの演技力に驚きました。
ゾンビ映画では、私はゾンビのクオリティーを重視するタイプです。ただゾンビの特殊メイクをしているだけでは、見ているこっちも冷めてしまいますよね。無駄に知能的だったり、賢い系ゾンビもあまり好みではありません。ゾンビたるもの、ただガムシャラに人間を求めて走ってくれるだけで良いのです。その点に関しては、【新感染】シリーズのゾンビは満点でした。暗闇では目が見えない、ドアは自分で開けられない等、見た目も設定も文句なしです！特に悲鳴を上げたのは、ゾンビvs人間の鬼ごっこのシーン！何体ものゾンビが重なって、一つのクリーチャーの様に出てきたシーンは最高でした！
前作とあわせて２作品を観覧し、ゾンビの恐ろしさはもちろん、本当に恐ろしいのは追い込まれた人間だというメッセージを感じました。
【新感染 ファイナル・エクスプレス】の前のストーリーとして、Netflixではアニメ【ソウル・ステーション/パンデミック】が配信されています。アニメですが凄く面白いので、ぜひ見て欲しい作品です。やっぱりゾンビ映画って、良いですね。
